文:株式会社近江屋 広報部
監修:大畑 博之(株式会社近江屋代表取締役・一級時計修理技能士)
今回お預かりしたのは、ロレックスの人気スポーツモデル「ロレックス オイスターパーペチュアル エクスプローラーⅡ」です。
GMT機能を搭載し、異なる2つのタイムゾーンを同時に確認できる実用性の高いモデルで、海外利用にも適しています。
1991年から2010年まで製造された3代目モデルは、視認性と装着感に優れたロングセラーモデルで現在も高い人気を誇ります。
症状
「時計が止まってしまう」とのご相談をいただきました。
不具合の原因
点検の結果、ゼンマイ切れが確認されました。
機械式時計では、以下のような要因による動作不良が発生します。
・ゼンマイの劣化・破損
・潤滑油の劣化(油切れ)
・内部パーツの摩耗
今回のケースでは、リューズを巻いてもゼンマイの巻き上げができない状態であったため、ゼンマイ切れが主な原因と判断しました。

修理内容(分解清掃)
ムーブメントを分解し、内部の状態を細かく確認したうえで修理を行いました。
・ゼンマイの交換
・内部パーツの分解・洗浄
・劣化した油の除去
・適切な注油と再組立
油汚れが見られたため各パーツを丁寧に洗浄し、摩耗を防ぐために適切な潤滑を施しました。
分解清掃後は精度調整を行い、正常に動作する状態へと回復しました。

修理詳細
・修理内容:分解清掃(オーバーホール)+ゼンマイ交換+ライトポリッシュ
・修理期間:約1カ月
・修理料金:38,500円+税
※掲載価格は過去実績に基づく参考金額です。
最新の部品価格を反映した正確なお見積もりは、個別にご案内いたします。
機械式時計のメンテナンスの重要性
機械式時計は、内部の潤滑油が劣化することで精度低下や動作不良を引き起こします。
特に、以下の症状が見られる場合は注意が必要です。
・時計が止まる
・時間が遅れる/進む
・巻き上げに違和感がある
これらを放置すると、内部パーツの摩耗が進み、修理費用が高額になることもあります。
時計を長く良い状態で使い続けるためにも、早めの点検やメンテナンスが大切です。(担当者:川井)
時計を長く愛用するためには、定期的なオーバーホールは欠かせません。
弊社では、オメガやロレックスをはじめとした高級時計の修理実績が豊富で、内部機構の分解・洗浄・調整を一つひとつ丁寧に行っております。
外装の仕上げや精度調整までトータルで対応し、時計本来の性能を維持・回復させることを重視しています。
3〜5年ごとの定期的なオーバーホールを行うことで、大きな故障を防ぐことにもつながります。
大切なロレックスを長く安心してご使用いただくためにも、ぜひ定期的なメンテナンスをご検討ください。
プロフィール
大畑 博之(おおはた ひろゆき)
1938年創業の時計修理会社「株式会社近江屋」代表取締役、個人向け高級時計修理ブランド「e-tokimemte(イートキメンテ)」も運営。ロレックスをはじめ高級時計の修理実績多数。一級時計修理技能士。










