A・ランゲ&ゾーネの時計ラインナップ
前回はA・ランゲ&ゾーネというブランドの魅力について取り上げました。
(前回のコラムはこちら:ドイツの至宝、ランゲ&ゾーネの時計がすごい!魅力を徹底解説)
前回も触れましたが、今年はグランド・ランゲ1が10年ぶりにリニューアルされ、オデュッセウスのチタンモデルが発売、新作ミニッツリピーターの発表と、ワクワクするニュースが多かったですね。
今回はその新作3つをメインに、ランゲ&ゾーネのラインナップに触れてみたいと思います。
10年ぶりのリニューアル「グランド・ランゲ1」

出典:https://www.alange-soehne.com/ja/watches-and-wonders-2022
ランゲ&ゾーネのアイコン「ランゲ1」をサイズアップした「グランド・ランゲ1」が10年ぶりにリニューアルされました。
ケース厚が0.6mm薄い8.2mmとなり、装着感がアップ。袖口のおさまりが良くなり、よりエレガントなプロポーションになりました。
ムーブメントは手巻きの「キャリバーL095.1」パワーリザーブは約72時間で実用性も十分です。
ダイヤルの細部を見直し薄型化することで、前と同じ専用ムーブメントを搭載していながら0.6mmの薄型化を実現しています。
オフセンターの時刻表示、アウトサイズデイト、パワーリザーブ表示がバランスよく配置されたダイヤルデザインは精緻かつ立体的で、時計に独特の魅力を添えています。
ケース素材はホワイトゴールドとピンクゴールドの2種で、どちらもグレーダイアルとよくマッチします。
予定価格:5,896,000円(税込)です。
どんな音なのか気になる!「リヒャルト・ランゲ・ミニッツリピーター」

出典:https://www.alange-soehne.com/ja/watches-and-wonders-2022
ランゲ&ゾーネは毎年ハイコンプリケーション(複雑機構)を発表しますが、今年はミニッツリピーターが登場しました。
ミニッツリピーターは時刻を音で知らせてくれる複雑機構で、多くの技巧派ブランドがさまざまなチャレンジを行っています。
リヒャルト・ランゲ・ミニッツリピーターでは、時を低音、正15分を重複音、分を高音で打ち鳴らして知らせます。
真っ白なエナメルダイヤル、細長いローマ数字のインデックス、細長い青焼き針、文字盤の周囲に伝統的なレイルウェイ目盛り、といったようにデザインはいたってシンプル。
今回のランゲはシンプルなデザインに徹しつつ、使いやすいミニッツリピーターを目指したようです。
リピーターが起動している時はリューズが引けないようにしたり、ゴングを叩いたハンマーを初期位置にとどめることでハンマーが再びゴングに当たらないようにしたりと、故障を防ぐ安全機構を搭載しています。
音を出すために非防水にする場合も少なくないのですが、このモデルは2気圧防水(水深20m)の防水性を備えており、実用性も意識している点も特徴です。
ムーブメントは手巻きでパワーリザーブ72時間。50本限定ブティックのみの販売となるようです。
ブランド初のチタン素材「オデュッセウス」

出典:https://www.alange-soehne.com/ja/watches-and-wonders-2022
オデュッセウスは2019年に登場したランゲ&ゾーネ初のスポーツウォッチです。
これまではステンレススチールと18kホワイトゴールドモデルがありましたが、今年の新作オデュッセウスはブランド初となるチタンモデル。
加工が難しい素材ながら、ポリッシュ、サテン、マットで仕上げ分けることで見事に高級感を引き出しています。
大きな曜日・日付表示を備えたダイヤルは新色のアイスブルーを使用しており、一目で特別感のある時計だという印象を受けます。
さらに最大12気圧(水深120m)の防水性能もあり、会議中でも運動中でもどんなシーンにも携帯できます。
ムーブメントは自動巻きでパワーリザーブは約50時間。予定価格:7,095,000円(税込)です。
製作数250本と限られているため入手困難なモデルになると予想されます。
エントリーモデルかつ最終地点「サクソニア」

サクソニアは、1994年のランゲ復興初コレクションでランゲ1と共に発表された歴史あるモデル。名前の由来はドイツの「ザクセン州」のラテン読みです。
調和のとれた端正な文字盤デザインは無駄を省いたシンプルなもので、よくパティックフィリップのカラトラバと比較されることもある、ドレスウォッチの王道です。
ケース素材は18kのイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドが使用されており、リューズやバックル、文字盤もすべて無垢製となっています。
サクソニアの魅力の一つとして挙げられるのは針の比率の美しさ、文字盤の美しさ、そしてバーインデックスの美しさ。
きれいに面取りが施され、磨き上げられているバーインデックスはずっと眺めることができるくらい魅力的なものです。
サテンのような仕上げの文字盤も、いつまで見ていても飽きません。
モデルにもよりますが機能がシンプルなためランゲ&ゾーネの中では低価格帯に位置し(それでも中古価格で100万円以上はします)自動巻きモデルがレギュラーでラインナップされていることから、ランゲ&ゾーネのエントリーモデルとしても評価されています。 ランゲ&ゾーネではじめて手に取る時計にも、最後に行き着く時計にもなりうるのがサクソニアです。
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