オリスの腕時計|カラーダイヤル・環境素材・自社ムーブメントの魅力

オリスウォッチコレクション ブランド紹介
ブランド紹介基礎知識

はじめに

時計好きなら一度は手に取ってみたいと思うスイスの老舗ブランド「オリス」。
一見カジュアルで親しみやすい印象のカラーダイヤルには、大人の遊び心と上質な落ち着きが同居しており、ただの流行にとどまらない個性を放っています。
また、環境に配慮した素材選びや自社ムーブメントの技術力など、オリスが持つ“哲学”もあります。

この記事では、3モデルそれぞれのデザインや着け心地、背景にあるストーリーをご紹介します。

カラーダイヤルが放つ遊び心と上質感

ビッグクラウンシリーズ

https://www.oris.ch/ja-JP/product/watch/big-crown
目を奪われるのは、オリスの多彩なカラーダイヤル。
赤・青・グリーン・アイボリーと、鮮やかでありながらどこか落ち着きのある色調が揃っています。

時計業界全体でカラーダイヤルの人気が高まっていますが、オリスの色使いには明確な“個性”があります。
華やかすぎず、シンプルすぎない。大人が身に着けてちょうどいいバランス。
これが「オリスらしさ」なのです。

Big Crown Pointer Date  Calibre 473 レトロ好きにおすすめのオリス

レトロ感とサステナブルな素材が融合した一本。

Big Crown Pointer Date caliber 473 

https://www.oris.ch/ja-JP/product/watch/big-crown/big-crown-pointer-date/01-754-7779-4065-Set
レトロな文字盤デザインが印象的な「Big Crown Pointer Date Calibre 473」。
インデックスの回りをぐるりと囲む線路のような外周に日付の数字が描かれており、専用の矢印が日付の数字を指すことで、その日の日付がわかる仕組みのポインターデイト。
日付表示に専用の針を使う“ポインターデイト”方式は、視認性だけでなくデザイン上のアクセントにもなっていて、アナログならではの味わいがあります。

ベルトには、スイスの環境ブランド「チェルボボランテ」の鹿革を使用。
駆除された鹿を無駄なく使うというサステナブルな考え方が背景にあり、革の質感にもどこか“生き物”としての存在感が残っています。
鹿革をよく見ると1つずつ異なる表情があり、よく見ると「この鹿は生前体に傷があったようだ」など自然の中で過ごした痕跡があるそうです。
1つとして全く同じものはないという、工業化の時代に反した温かみと環境への取り組みはまさにオリスならではの個性の体現と言えるでしょう。

ケースサイズは38mm。大きすぎず小さすぎず「普段使いしたくなるジャストサイズ」は、毎日着けたくなるフィット感です。
時計というより“アクセサリー”に近い親密さ、ベルトの柔らかさも相まって腕になじみます。
一本一本、革の表情が異なるという点も、工業製品にはない魅力です。

オリス×ブレスネット(Aquis Date) ひとつとして同じものがない独自の魅力

廃漁網から生まれた深いグリーンのダイヤル

オリス×ブレスネット(Aquis Date)

https://www.oris.ch/ja-JP/product/watch/aquis/aquis-date/01-733-7770-4137-07-8-18-05P
「オリス×ブレスネット」の環境コラボモデル。
最大の特徴は、海洋ゴミとして問題視されている廃漁網(ゴーストネット)を再利用して作られた文字盤です。

環境技術団体「オーシャンクリーンアップ」によると海洋プラスチックゴミの46%は廃漁網で、これらはゴーストネットと呼ばれています。
漁網の役目をはたしていないのに海の生き物の命を奪うゴーストネットは、年間推定数百万トンが海に流れ400~600年漂い続けると言います。

このゴーストネットからアクセサリーを作る社会企業「ブレスネット」とパートナーシップを結んで製作したのが、こちらの「オリス×ブレスネット」。
文字盤のグリーンは、ただの装飾ではなく、環境保護というメッセージが込められた色。
素材の成り立ちを思うと、その質感やムラのある模様が“海の記憶”のようです。

環境配慮とデザイン性が両立するコンパクトサイズのケースサイズは36.5mmと小ぶりながら金属ブレスレットの程よい重みと光沢感で、しっかりと存在感があります。
視認性の高いインデックスと深いグリーンのコントラストも素晴らしく、デザインと実用性を兼ね備えたモデルです。
環境意識の高い一本を探している方におすすめの時計です。

アクイスデイト キャリバー400 オリスの自社ムーブ搭載モデル

自社ムーブメントの精度と10年保証の安心感。

アクイスデイト キャリバー400 

https://www.oris.ch/ja-JP/product/watch/aquis/aquis-date/01-733-7789-4157-07-4-23-37FC
オリスの自社製ムーブメントを搭載した「アクイスデイト キャリバー400」。
外観はシンプルで力強い印象ながら、内部には120時間(5日間)のパワーリザーブ、高い耐磁性、10年保証・10年ごとのオーバーホール推奨という、実用時計として非常に優れたスペックが詰まっています。

ブランド独自のムーブメントを搭載しているというだけで、技術的信頼と同時に、どこか“ロマン”を感じさせてくれるのもこのモデルの魅力です。

意外な快適さを持つ43.5mmのラバーベルトモデルは柔らかく装着感は快適で、見た目のボリュームに反して腕へのフィット感は軽やかです。
「着け心地と美しさを追及してすべてのディテールを改良」したこの時計。
普段は大きめの時計を敬遠している方でも、ぜひ一度試してみてほしいモデルです。

オリスの時計が語る“哲学”と“個性”

素材の違い、色の微妙な差異、製造背景にあるサステナブルな思想──
それらが一本一本の時計にストーリーを与えており、オリスの腕時計には「ひとつとして同じものがない」どこか“作品”のような存在感を持っています。
単なる時間を知る道具ではなく、身に着けることで価値観や信念まで表現できる時計。
それがオリスの魅力なのです。

「意味のある技術」や「語れるデザイン」を大切にするオリス。
職人たちの挑戦や信念が詰まっていて、時間を確認する以上の価値がそこにはあります。
この時計は、時間を知るため以上に、精緻な技術とそこに込められたロマンを身に着けるためにあるのではないでしょうか。

まとめ 

オリスの時計は、デザイン性・着け心地・技術力・背景ストーリーのどれを取っても「価格以上」の価値があります。
高級時計といえば数十万円~百万円超というイメージがある中で、30万円台でもここまで満足度の高い体験が得られるブランドはそう多くありません。

「人とは違うこだわりの一本を探している」「時計にストーリー性や哲学を求めている」──そんな方には、オリスはおすすめです。
また、サステナブルな素材や自社ムーブメントに魅力を感じる方にとっても、オリスは間違いなく選択肢の上位に入るブランドだといえます。


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