〝ジュエリーのような時計〟カルティエ最新作サントス デュモンが映す2026年の美学

カルティエ サントス・デュモンウォッチ ブランド紹介
ブランド紹介基礎知識手入れ・保管・修理

文:株式会社近江屋 広報部
監修:大畑 博之(株式会社近江屋代表取締役・一級時計修理技能士)

はじめに

フランスの名門カルティエは、2026年4月に開催されたウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2026で大きな注目を集めました。
ロードスターの復活やプリヴェコレクション、新たなジュエリーウォッチなど話題作が並ぶ中、ひとき時計ファンの視線を集めたのが「サントス デュモン」です。

1904年に誕生したサントスは、カルティエを代表するアイコンウォッチのひとつ。
スポーティな魅力を備えたサントス ドゥ カルティエに対し、サントス デュモンは薄型ケースならではの優雅な佇まいで、多くの時計ファンを魅了してきました。

2026年新作の〝サントス デュモン〟は、そのクラシックな美しさを受け継ぎながら、より現代的で洗練された一本へと進化しています。

カルティエは時計ブランドでありながら、ジュエリーやアートの世界とも深く結びついてきたメゾンです。
「タンク」や「サントス」をはじめ、「クラッシュ」のような芸術性あふれるコレクションまで、多彩なデザインで世界中の時計ファンを魅了しています。
それぞれが異なる個性を持ちながらも、共通しているのはカルティエならではの美意識です。

その独創的なデザインの背景や、芸術作品との関わりについては「サルバトール・ダリの歪んだ時計の謎とカルティエのクラッシュ」で詳しくご紹介しています。

時計ファンを惹きつけるサントス デュモン

サントス デュモン最大の魅力は、高級時計という枠を超え、カルティエの美意識そのものを腕元で楽しめる点にあります。
ビスモチーフを採用したベゼル、繊細なローマンインデックス、ブルースチール針、そして角に丸みを持たせたスクエアケース。
一目でカルティエと分かるデザインは、100年以上経った現在でも色褪せることはありません。

今作では、メキシコ産オブシディアンを採用したモデルも登場。

サントス・デュモンWGSA0123

虹色の光彩や天然石ならではの繊細な紋様は一点ごとに表情が異なり、メゾンならではの特別感を感じさせます。
さらに新型ブレスレットの採用によって、サントス デュモンの印象は大きく変わりました。
従来のレザーストラップ仕様が持つ端正な雰囲気に対し、今作はジュエリーウォッチらしい華やかさが際立っています。

サントス デュモン2026年のアップデート
394個もの繊細なリンクで構成されたブレスレット

カルティエ公式サイト

今回のアップデートで大きく注目されたのは、1920年代のアーカイブに着想を得た新たなブレスレットデザイン。
ケースからブレスレットへ自然に繋がるデザインによって、従来のモデルとはまた異なる魅力を感じさせます。
さらに注目したいのが、その圧倒的な作り込み。
394個もの繊細なリンクで構成されたブレスレットは、自社マニュファクチュールで開発から組み立てまで一貫して製造され、腕元に自然と馴染む滑らかな装着感を実現しています。
従来のモデルのレザーストラップ仕様が持つクラシックで上品な魅力に対し、今回のモデルではドレスウォッチとしての華やかさがより際立つ仕上がりとなりました。

サントス デュモンらしいスリムなケースラインも健在です。
シャツの袖口へすっと収まる薄さが、洗練された佇まいをいっそう引き立てています。

近年はエレガントな薄型時計への注目も高まっており、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2026で発表されたサントス デュモンは、今の時計トレンドを感じさせる一本に仕上がっています。

カルティエウォッチのメンテナンス

高級時計を長く愛用するうえで欠かせないのが、定期的なメンテナンス。
特にカルティエのような高級時計は、精密機器としての側面だけでなく美しい外装を保つことも大切です。
サントス デュモンのようなスリムケースモデルは内部構造も繊細なため、定期的なオーバーホールは欠かせません。
一般的には3~5年ごとの分解清掃が推奨されており、内部の潤滑油の劣化や部品摩耗を防ぐことで長期間安定した精度を維持しやすくなります。

今回の新作で採用されたブレスレット一体型デザインは、通常のストラップモデル以上に外装コンディションが印象を左右します。
日常使用では、ブレスレット部分に細かな擦り傷や汚れが付きやすくなります。
特に、鏡面仕上げの多いカルティエウォッチは、外装の状態によって印象が大きく変わるため、定期的なクリーニングや外装仕上げも大切なメンテナンスのひとつです。

また、防水性能チェックも重要です。
パッキンの劣化を放置すると、湿気や水分の侵入によって内部故障へつながるケースも少なくありません。

大切なカルティエウォッチを長く愛用するためにも、信頼できる時計修理店で定期的な点検を受けることが大切です。

近江屋では状態を丁寧に確認し、最適な修理内容をご提案しております。
時計に関するお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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実際の修理事例についても、Achieve.(実績紹介)でご紹介しております。

まとめ

2026年新作のサントス デュモンは、カルティエが大切にしてきた美意識を現代的に映し出したコレクション。
1920年代のアーカイブを思わせるメタルブレスレット、袖口に自然と収まる薄型ケース、そしてジュエリーのような華やかな存在感。そのすべてにカルティエらしいエレガンスが息づいています。

時を刻むアイテムとしてだけではなく、自分自身の人生に寄り添う〝特別な一本〟として。
今作のサントス デュモンは、身に着けるたびに魅力を実感できるモデルに仕上がっています。


弊社では、ロレックスやオメガ、カルティエをはじめとした高級時計の修理・オーバーホールを承っております。
今回ご紹介したカルティエについても、これまで多数の修理実績があり、モデルごとの構造や特性を踏まえた対応が可能です。
特に本記事でご紹介したようなスリムケースモデルは、定期的なメンテナンスが欠かせません。

また、アンティークモデルやヴィンテージ時計、部品供給が終了している個体についても、状態に応じた最適な修理方法をご提案いたします。

名古屋市エリアで時計修理やメンテナンスをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

プロフィール

大畑 博之(おおはた ひろゆき)
1938年創業の時計修理会社「株式会社近江屋」代表取締役、個人向け高級時計修理ブランド「e-tokimemte(イートキメンテ)」も運営。ロレックスをはじめ高級時計の修理実績多数。一級時計修理技能士。

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