はじめに
グランドセイコーから9月7日に発売されたのは、秋の穂高連峰にインスピレーションを得た限定モデルキャリバー9R 20周年記念限定モデル #SBGA499。 穂高連峰に朝日が差し込み、紅葉が一際輝く姿にインスピレーションを得た鮮やかな赤色のダイヤルが印象的モデルとなっています。
ピンクゴールド色のGSロゴと、サーモンピンクに彩られた立体感のあるパワーリザーブ表示とダイヤルの印象的な赤が穂高連峰に秋の訪れを告げる紅葉とリンクします。
写真 Instagram@grandseikojapan 公式より
11月にはNew product Elegance Collectionキャリバー9R 20周年記念限定モデル #SBGY035が発売。こちらも穂高連峰がモチーフですが、削り取られたような岩肌を表現した有機的な型打模様をダイヤルに施しています。
非常に美しいグランドセイコーは日本の美意識と精神性によって時計の本質を極めています。
そんなグランドセイコーが一堂に集められた、「グランドセイコーミュージアム」が4月新たにオープンしています。(セイコーミュージアム6階)
今回はセイコーミュージアムの見どころなどをお伝えしたいと思います。
セイコーミュージアムの見どころ
みどころ1:歴史
グランドセイコーの歴史は60余年ですが始まっています。
金太郎が時計商を目指し服部時計店を開業。その後精工舎を設立し時計の製造を開始、関東大震災で焼け出され復興するまで、展示品でみることができます。震災で焼けてしまった懐中時計の塊は如実に歴史を物語っています。
服部金太郎の時計商としての歴史、セイコーがつくってきた時計の歴史、時計そのものの歴史、さまざまな歴史がわかりやすくテーマごとに展示されています。
みどころ2:フロアごとのテーマで楽しむ
▼地下1階 「極限の時間 スポーツ計時機器とスポーツウォッチ」
世界最先端の計時・計測システムや宇宙から深海までと題したセイコーのプロフェッショナルな仕事が見られる展示コーナーが魅力です。テレビのスポーツ中継でよくみられる測定器を間近で見られるのも嬉しいポイント。
▼1階「はじまりの時間」
ミュージアムショップがあります。創業者服部金太郎の金太郎飴がお土産で販売されていてマンゴーやバナナ味がジューシーだそう。壁面の並木の絵もよくみると歯車で描かれていて、セイコーのモチーフも紛れ込んでいるようですよ。
▼2階「服部金太郎ルーム」
みどころ1でお伝えした時計商として歩んだ金太郎の歴史を展示品通して見ることができます。
写真出典 https://museum.seiko.co.jp/seiko_history/founder/
▼3階「自然が伝える時間から人がつくる時間」
日時計、水時計にはじまる時計の誕生から日本で古くから存在した和時計などの展示があります。最初の機械式時計や振り子時計の誕生など時計の歴史が学べます。
▼4階「精巧な時計」
セイコーの技術開発がたどってきた技術革新の歴史をみることができます。ローレルの誕生から初代グランドセイコー、クオーツアストロンなど世界を目指し、世界に追いつき、時計市場に大きな影響をあたえた時計たちが展示紹介されています。
▼5階「いろいろな時計」
見て楽しい時計、宝飾品としての時計、匠の技が光る時計など、楽しむための時計が多数展示されています。
▼6階「グランドセイコーミュージアム」
1960年に誕生したグランドセイコー、1966年には高い精度を追求した「グランドセイコー規格」を制定し唯一無二のブランドとして進化発展したグランドセイコーを余す所なく見ることができます。壁面に陳列された70点の歴史的モデルと歴代のムーブメント特に1960年代後半から1970年代前半にかけての貴重なコレクションが見どころです。
セイコーミュージアムのInstagram@theseikomuseumginza でそのコレクションの一部をみることができます。
みどころ3:Web上で楽しむ
HPの右上のバナー、自宅で楽しむセイコーミュージアム銀座360°体験をクリックすると、実際に館内を歩くようにバーチャル空間を体験できます。各階すべて体験でき、行く前にどんなところだろう?とチェックできるのも良いですね。
また、「館内の歩き方」をクリックすると、「サクッとコース」「ゆったりコース」「じっくりコース」の3つのコースが表示されます。
実際に訪れてそれぞれのコースを楽しんでもよし、Web上で展示品の写真と解説が詳しく掲載されているので、Webだけでも楽しめますし、実際の展示物と照らし合わせて同時に楽しめばより理解が深められそうです。
みどころ4:こどもと楽しむ
こども向けの時計組み立てWS(わくわく時計教室ウオッチ組立編)があり、より低年齢の子ども向けWS(お絵描きクロック)もあるようなので、チェックしてみてくださいね。
セイコーミュージアムのアクセスと利用案内
2019年に墨田から銀座に移転したセイコーミュージアムのアクセスはこちらです。
所在地:東京都中央区銀座4丁目3-13セイコー並木通りビル
最寄駅:銀座駅(銀座線/丸の内線/日比谷線) B2・B4出口より徒歩1分
日比谷駅(日比谷線/千代田線) A0出口より徒歩2分
有楽町駅(有楽町線) D8出口より徒歩2分
JR有楽町駅(山手線/京浜東北線) 中央口・銀座口より徒歩4分
あわせてセイコードリームスクエアを楽しもう
セイコーミュージアムから徒歩6分の場所に、1Fから4Fまで各階それぞれがブランドのコンセプトショップとなっているセイコードリームスクエアがあります。
▼1F:スペシャルセレクション/ビッグダイヤルウインドウ/5スポーツ
▼2F:プロスペックス
▼3F:キングセイコー/プレザージュ/ルキア
▼4F:アストロン
写真:ビッグダイヤルウインドウ
和光の時計塔のダイヤルを内側から見たような丸型モニターにてCGなど3種類の映像を楽しめます。
他にも手をかざすと深海で時計を探す旅に出るコンテンツや、鏡を使ったインスタレーション作品などが店内に。
コンセプトショップということで、各ブランドのイメージごとに工夫を凝らし雰囲気がガラッと変わります。まるで美術館のように映像やアート作品、光と音のパフォーマンスがあり、セイコーミュージアムが歴史と記録のミュージアムであるなら、こちらは未来や想像を膨らませる期待に満ちたショップとなっています。
合わせて楽しむと、より時計の奥深さが味わえること間違いなしです。
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高級時計の王道である「ロレックス」や「ロレックスのアンティーク時計」も数多く修理してきた実績も抱えております。
その他、カルティエ、オメガ、タグホイヤー、エルメス、IWC、ヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガールクルト、ダンヒル、パネライ、ピアジェ、ボーム&メルシェ、ロジェ・デュブイ、ウブロ、ゼニス、グラスヒュッテ、ジャケ・ドロー、ティソ、ハミルトン、ブランパン、ブレゲ、ラドー、ロンジン、ショパール、ハリーウィンストンなど、長年培ってきた技術で、どんな古い時計でも、どんなブランドでも修理・オーバーホールなどのメンテナンスを承ります。
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