目次
はじめに
ラグジュアリースポーツを略した言葉「ラグスポ」。
高級感とファッション性を兼ね備えたスポーツウェアなどに用いられる言葉ですが、近年では高級時計ブランドから発表される洗練されたスポーツウォッチも「ラグスポウォッチ」と呼ばれます。
これらの時計は、エレガントさ、耐久性、防水性を備え、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンにマッチするデザインが特徴です。
近年、特に若い世代からの「フォーマルとカジュアルを両立させたい」という意識からラグスポは人気を集め、その言葉も少しずつ浸透してきました。
さらに、ラグスポウォッチの人気が再び高まっており、オーデマ・ピゲの「ロイヤルオーク」やパテックフィリップの「ノーチラス」、ヴァシュロン・コンスタンタンの「オーヴァーシーズ」などの象徴的なモデルは再び注目されています。
また、Watches & Wonders Geneva 2024では、エコやサステナビリティを意識したモデルや、高性能な技術やデザインはもちろん華やかな魅力も追加されたドレスウォッチも発表され注目されています。
次のトレンドもラグスポになるのか、新時代には新たな時計がトレンドになるのかワクワクしますね。
今回は、ラグスポと新たな時代を彩るトレンドウォッチをご紹介していきます。
ラグスポ(ラグジュアリースポーツウォッチ)
常にトレンドを抑えてきた「ラグスポ」。
1972年に発表された「オーデマ・ピゲのロイヤルオーク」は、ケースサイズが39㎜と当時ではかなり大きいサイズで「ジャンボ」という愛称で知られています。
八角形のベゼル、ベゼルと一体型のブレスレットというデザインで、時計業界に革命を起こしたラグスポの先駆けとなるモデルで、現在でも多くのファンを魅了しています。
また、1976年に発表された「パテックフィリップのノーチラス」もロイヤルオークと並び称されているモデルで、ケースサイズ42mmという非常に大きな横長のケースとアイコニックなデザインが現在も人気です。
ラグスポはファッションが多様化する現代で、スーツだけでなくスポーティーな装いにも似合う時計を求める人が好む高級感と実用性を兼ね備えた時計となっており、アクティブなライフスタイルを送る人にぴったりのモデルです。
オーデマ・ピゲ、パテックフィリップについてはコチラでご紹介しています。↓
新時代のトレンドウォッチになるのは??
新時代のトレンドウォッチは、テクノロジーとクラシックデザインが融合したスタイルや、個性を際立たせる新しい素材・デザインが注目されると予想されています。
ロレックスのパーペチュアル1908プラチナ
ドレスウォッチでは、ロレックスのパーペチュアル1908プラチナが注目されました。
優雅さと卓越した技術が融合したドレスウォッチは、プラチナ素材の高級感が際立ちエレガントなデザイン。
ムーブメントにはロレックスの最新技術が採用され精度と耐久性に優れていて、どんなシーンにも調和するモデルです。
1970~80年代風のレトロなデザインが再注目
高級時計ブランドも、スクエア型のケースやメッシュベルト、鮮やかなダイヤルカラーなどクラシカルで個性あるヴィンテージ風デザインを発表するなど人気は高まっています。
中でも、オーデマ・ピゲやパテックフィリップは過去の名作をモチーフにした限定モデルを発表しファンの心を魅了します。
2022年に限定で発表されたオーデマ・ピゲ ロイヤルオーク
Watches and Wonders 2024公式
https://www.watchesandwonders.com/en/geneva-2024/event.html
高級感とスポーティーを融合させたモデルで、1972年に製造されたモデルより少し大きくなった44㎜のケースはチタン製で軽量かつ高い耐久性があります。
ダイヤルは初代ロイヤルオークと同様のタペストリー柄を採用し、洗練されたデザインと高性能ムーブメントを兼ね備え、日常のシーンをスタイリッシュに演出する一本となっています。
同じく2022年に発表されたパテックフィリップ ノーチラス
https://www.watchesandwonders.com/en/geneva-2024/event.html
エレガントでスポーティーなデザインと希少なホワイトゴールドのケースが特徴的なモデルです。
1976年に製造された初代モデルとほぼ変わらない41㎜のケースサイズ、クラシックでありながらスポーティーさとエレガンスを兼ね備えるフォーマルシーンにもビジネスシーンにも似合うモデルはファンだけでなく、新しいユーザーにも高く評価されています。
新たなトレンド候補サステイナブル素材
https://www.watchesandwonders.com/en/geneva-2024/event.html
環境意識の高まりにより、リサイクル素材や環境に優しい製造プロセスを採用するブランドが増え、リサイクルプラスチックやバイオレザーを採用した、高級感を保ちつつ機能性とエコを意識したモデルが注目されています。
Watches & Wonders Geneva 2024では、タグ・ホイヤーやゼニス、パネライなどの高級時計ブランドが環境意識の高いモデルを発表しています。
超薄型・ミニマルデザイン
https://www.watchesandwonders.com/en/geneva-2024/event.html
ピアジェのアルティプラノ アルティメット コンセプト トゥールビヨン(厚さ2㎜)や、ブルガリのオクト フィニッシモ ウルトラ COSC(厚さ1.7㎜)といった厚みが少なく、シンプルでミニマルなデザインの時計も人気が続く見込みで、フェイスがフラットでシンプルなラインのものは幅広いシーンで使えるため男女問わず支持されています。
デジタルハイブリットウォッチ
https://www.watchesandwonders.com/en/geneva-2024/event.html
高級時計のデザインとスマート機能が融合したタグ・ホイヤー コネクテッドやセイコー プロスペックスといった機械式時計の美しさとスマートウォッチの利便性を融合させた「デジタルハイブリットウォッチ」にも注目です。
従来のアナログ時計とスマートウォッチの利便性を組み合わせることで、デジタル技術の恩恵を受けながらもクラシックなデザインを保つことができ、通知機能、フィットネストラッキング、健康管理などのデジタル機能を持ちつつ、アナログの文字盤と針で視認性や美しさを提供します。
ハイブリッドウォッチは、特にビジネスシーンやカジュアルなシーンでの需要が増えつつあります。
まとめ
ラグジュアリースポーツウォッチは、単なるファッショントレンドを超え、ライフスタイルや価値観に影響を及ぼす新しい流れとして注目されています。
伝統と革新を調和させつつ進化し続ける高級時計は、次世代に向けてテクノロジーを取り入れながらも個々のスタイルや独自性を重視したデザインが主流となりそうですね。
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高級時計の王道である「ロレックス」や「ロレックスのアンティーク時計」も数多く修理してきた実績も抱えております。
その他、カルティエ、オメガ、タグホイヤー、エルメス、IWC、ヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガールクルト、ダンヒル、パネライ、ピアジェ、ボーム&メルシェ、ロジェ・デュブイ、ウブロ、ゼニス、グラスヒュッテ、ジャケ・ドロー、ティソ、ハミルトン、ブランパン、ブレゲ、ラドー、ロンジン、ショパール、ハリーウィンストンなど、長年培ってきた技術で、どんな古い時計でも、どんなブランドでも修理・オーバーホールなどのメンテナンスを承ります。
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