目次
はじめに
ルイ・ヴィトンは世界的なファッションブランドですが、「タンブール」登場の2002年以降、さまざまな時計が製作されています。
ブランドのイニシャル「L」・「V」の組み合わせと「星」や「花」をモチーフにしたモノグラムのコレクションは、どの製品でも一目見ただけでルイ・ヴィトンと分かりますよね。
前回はルイ・ヴィトンの時計アイテムの中で、モノグラム柄に注目してみました。
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「ルイ・ヴィトン」印象的なモノグラムの時計アイテム (記事リンク 2024.2.28)
今回は、ルイ・ヴィトンの定番「タンブール」から、モノグラムのようなインパクトは控えめながらも、個性あふれる腕時計をみていきたいと思います。
20周年アニバーサリーモデル「タンブール トゥエンティ」
出典:「タンブール トゥエンティ」|ルイ・ヴィトン 公式サイト
2002年、ルイ・ヴィトンからはじめて誕生した時計がメンズウォッチ「タンブール」でした。
誕生から20周年を記念し、2022年に発売されたアニバーサリーモデル「タンブール トゥエンティ」。
世界200本限定で、現在は完売しコレクターズアイテムとなっている特別な時計です。
初代タンブールと同じフォルムで、太鼓をモチーフにしたといわれる厚みのあるラウンド型ケースが特徴。
ブラウンの文字盤は2つのエレガントなサブダイヤルを備えています。
クロノグラフの秒針・30分計針・12時間計針のイエローカラーは、メゾンのレザーグッズで使用されてきたステッチへのオマージュです。
世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントであるゼニス・エル・プリメロをベースにしたハイビート「キャリバーLV277」を搭載。
ルイ・ヴィトンの定番品であるモノグラム・キャンバスのミニチュアトランクが付属しており、収納することが可能です。
モノグラムが有名なルイ・ヴィトンですが、ブラウンカラーでもモノグラム柄の時計とはまた違った雰囲気がありますね。
メッシがバロンドール授賞式で身に着けた「タンブール オトマティック」
出典:(左)ウォッチ「タンブール」|ルイ・ヴィトン 公式サイト
出典:(右)タンブール オトマティック イエローゴールド |ルイ・ヴィトン 公式サイト – W1YG10
タンブールをシック&スポーティに再解釈し、2023年に新しく生まれ変わったのが「タンブール オトマティック」。
ルイ・ヴィトン初となるケース一体型のブレスレットに変わり、ユニセックスで使えるスリムなシルエットに進化しました。
文字盤の6時の位置にスモールセコンドカウンター。
なめらかにカーブしたブレスレットは手首にぴったりとフィットし、3枚ブレードの折り畳み式バックルによる見えない留め具が採用されています。
初の自社製・自動巻き3針ムーブメント「キャリバーLFT023」を搭載。
メタルブレスレットにはステンレススティールやイエローゴールドなどのカラーがありますが、2023年、FIFAバロンドール(世界年間最優秀選手)8度目の受賞をしたリオネル・メッシ選手が授賞式で身に着けていたのは「タンブール オトマティック イエローゴールド」。
また、このバロンドールのトロフィーを保管できるよう特注のトロフィーケースを製作したのもルイ・ヴィトンとのことで、時計と合わせて気になりますね。
カラフルなアクセントのあるダイバーズウォッチ「タンブール ストリート ダイバー」
出典:「タンブール ストリート ダイバー」|ルイ・ヴィトン 公式サイト
ルイ・ヴィトンからは、「タンブール ストリート ダイバー」コレクションというダイバーズウォッチも販売されています。
2021年のジュネーブ時計グランプリ(GPHG)で「ダイバーズウォッチ賞」を受賞したオリジナルモデルに加え、2023年には新たにクロノグラフを搭載したモデルが登場。
「タンブール ストリート ダイバー」は、ダイビングウォッチとしてだけでなく、普段のスタイリングにもマッチする時計として誕生しました。
背面のサファイアケースから確認可能な自動巻きの機械式ムーブメントを搭載。
カジュアルでスポーティなシルエットを持ち、ダイバーズウォッチが必要とする最高レベルの性能も兼ね備えています。
ダイビングスケールはサファイアガラス下の回転ベゼル(ダイヤルの外縁にある傾斜)に配置。
針やインデックス、カラーブロックデザインの目盛り、ラバーストラップなどの鮮やかな色がアクセントになっています。
ストラップはルイ・ヴィトンが特許を持つ付け替えシステムにより、ご自身で自由に交換することが可能。
「タンブール ストリート ダイバー」には複数のカラー、素材、サイズがあり、ストラップの付け替えも含め、自由自在に変化するスタイルを楽しめます。
独立系ウォッチメーカーとのコラボ第1弾「LVRR-01 クロノグラフ・ア・ソヌリ」
出典:「LVRR-01 クロノグラフ・ア・ソヌリ」|ルイ・ヴィトン 公式サイト
著名な独立系ウォッチメーカーの1人、「アトリエ・アクリヴィア」のレジェップ・レジェピ氏とのコラボレーションから誕生した「LVRR-01 クロノグラフ・ア・ソヌリ」。
ルイ・ヴィトンが、独立系ウォッチメーカーと共にタイムピースを創造するシリーズの初回として2023年に発表した限定10本の貴重な時計です。
ドラム(太鼓)をモチーフにしたルイ・ヴィトンを象徴するタンブールが、薄い流線型のフォルムへと再解釈されました。
対照的なダブルフェイスの文字盤を持ち、片面は時計の仕掛けと装飾を見ることができるスケルトンダイヤル、裏面にはブルー&レッドのクロノグラフダイヤルが備わっています。
アトリエ・アクリヴィアが独自に開発したまったく新しいトゥールビヨンムーブメントを搭載。
トゥールビヨンに加え、クロノグラフ(経過時間を計る機能)とソヌリ(自動的に音で時刻を知らせる機構)という2つのコンプリケーションが1本の腕時計の中に収められています。
色付きサファイアダイアルの「AKRIVIA」のロゴ「V」の箇所には、ルイ・ヴィトンの「LV」ロゴが組み込まれていますが、「LV」ロゴが別ブランドのロゴと組み合わされたのは史上初のことです。
ユニークな時計「LVRR-01 クロノグラフ・ア・ソヌリ」には、モノグラム・キャンバスにハンドペインティングを加えたハイウォッチメイキング用トランクが付属します。
この特別なコラボレーションは5年にわたり展開される5つのプロジェクトの第1弾とのことで、新しい時計の製作を続けるルイ・ヴィトンに今後も注目ですね。
まとめ
今回ご紹介した以外でも、これまで様々なカラーやデザインの腕時計・時計アイテムがルイ・ヴィトンから発売されています。
シックなタイプやスポーティなタイプ、モノグラムが使用された時計など、デザインによって印象がガラッと変わりますよね。
廃盤モデルや完売モデル、現行品でなかなか手に入らないモデルもありますが、中古市場では見かけることもあるため、ルイ・ヴィトンの時計に興味を持った方は探してみてはいかがでしょうか。
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