大きなノッポの古時計〜♪の時計ってどんな時計?アンティーク時計とヴィンテージ時計の違いや魅力

時計豆知識
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はじめに

皆さん一度は聞いたことがあるかと思うこの歌は「大きな古時計」という有名な童謡ですね。
この、おじいさんの古時計っていったいどんな時計なのか疑問に思ったことはありませんか?

この記事では、大きな古時計にはどんな歴史がありどんな時計だったのかを解説しながら、アンティーク時計・ヴィンテージ時計の違いや魅力、腕時計の話にも触れていきます。

歴史

「大きな古時計」は1876年アメリカのヘンリー・クレイ・ワークが作詞作曲した楽曲で、ポピュラーソングとしてミリオンセラーになりました。
1874年ワークはイギリスに旅行した際、宿泊したホテルの玄関ロビーに動いていない振り子時計が置いてあることを疑問に思いホテルスタッフに理由を尋ねたことで悲しい事実が分かり、そのことが作詞のきっかけになったといわれています。

日本でも1940年に童謡として日本語の歌詞で発表されました。
日本で発表された歌詞は、おじいさんの死を通して生と死を見つめる「いのちを歌う賛歌」として取り上げられています。

大きな古時計とはどんな時計?

歌詞から見た大きな古時計は
「大きなノッポの古時計」
「100年いつも動いていたご自慢の時計」
「おじいさんが生まれた朝に買ってきた時計」
とありますね。

この時計はおじいさんより大きく、おじいさんの誕生と共に約100年間も動いている時計ということになります。
ヘンリー・クレイ・ワークの歌詞にも大きな振り子時計と書いてあることから、この時計は大きな振り子で1800年代に作詞されていることからレトロな時計、つまりアンティークの時計のようですね。
推測すると、この古時計は製造から約100年経っている時計で、高さは男性の身長よりも大きく、重さは60〜70キロくらいの立派な時計だったのでしょう。

アンティーク時計とヴィンテージ時計

では、アンティークとはどんな時計なのでしょう。
そして、ヴィンテージと言われる時計とどのように違うのでしょうか。
次の項目で解説していきたいと思います。
アンティークとは「骨董」という意味があり、ヴィンテージとはもともとワインに使われる言葉で「希少性があり完成度が高いもの」といわれているようです。
しかし、アンティークとヴィンテージに明確な違いはなくアンティークとは100年以上経つ時計を言い、ヴィンテージとは100年経っていない時計ということで分けられているようです。

・アンティークの時計
一般的に、1960年代以前に作られた希少性の高いもので保管状態の良いレトロな時計を言います。アンティークの時計を遡っていくと懐中時計が始まりだったのではないでしょうか。

・ヴィンテージの時計
1960年代から1990年代に作られた時計をヴィンテージと言います。
アンティーク同様、希少性の高いレトロな時計であることに変わりはありません。


アンティークの時計もヴィンテージの時計も、古き良き高貴な時計ということになりますね。

アンティーク・ヴィンテージの腕時計のお話

次に、腕時計のアンティーク・ヴィンテージってどんなものなでしょうか。
腕時計に関してはそもそもの歴史がまだ浅いため、1970年代以前に製造されたものや30年以上経ったものをアンティークウォッチやヴィンテージウォッチと呼ぶようです。

アンティークウォッチやヴィンテージウォッチとはどんなものでしょう。
アンティークウォッチ・ヴィンテージウォッチは、製造が終了して現行のモデルが無いレアなものが多く、腕時計もまた希少性の高いレトロさを感じる時計のようです。

アンティークウォッチ・ヴィンテージウォッチの魅力
・雰囲気が良くフィーリングが合う。
・歴史を感じることができる。
・身に着けている人がいない。
・資産価値がある。
・現行の腕時計のサイズより少し小さい。
(最近の腕時計はケース幅40ミリサイズが主流になっていますが、昔の腕時計はケース幅34ミリくらいのものが多く、日本人の腕のサイズに丁度いいサイズと言われています)
といったものがあるようです。

現代の電池式の自動巻き腕時計と違い、昔の腕時計はリューズを巻き上げる作業が必要な手巻きの機械式時計で、その時計をお持ちの方は大切にリューズを巻き上げる作業をしていらっしゃると思います。
丁寧なメンテナンスを続けているとより愛着が湧き愛おしく感じ、さらに大切に使い続けるのだと思います。
そういったものが将来アンティークやヴィンテージと呼ばれる時計になるのかもしれないですね。

まとめ

今回の記事では「大きな古時計」という童謡から、置き時計と腕時計のアンティーク・ヴィンテージについてご説明しました。
ひとことで「時計」といっても、壁掛け時計・置き時計・腕時計など様々なものがあります。
その時計ひとつひとつに歴史や魅力があり、腕時計には資産価値としての魅力もあります。
ご自身が気に入ったひとつの時計を大切に長く愛用するのも一興ですね。


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