「ロレックス」ニックネームがある時計?!
ニックネームつきの時計は色んなメーカーにありますが、多くの人に愛されるロレックスにも、時計のニックネームがたくさんありました。
調べてみるとなんとなく分類できそうだなと思ったので、モデル別ではなくニックネームの系統別に並べてご紹介します。
これを読んだらロレックスがもっと魅力的に見えるかも……?ぜひ読んでみてください!
炭酸飲料3連発
これからご紹介する炭酸飲料3連発はいずれもGMTマスターⅡのニックネームです。
GMTマスターⅡは3つの国(都市)の時刻を同時に把握できるモデルです。
ベゼルに24時間目盛りがついており、12時間区切りでベゼルの色を変えるデザインにすることで、昼夜を識別しやすくしています。
このベゼルの色の組み合わせから様々なニックネームが生まれました。
なお、GMTマスターⅠもカラーリングによるニックネームは同様ですが、こちらは1999年に生産終了しているので本記事ではGMTマスターⅡと表記します。
■ペプシ
出典:ロレックス公式サイト 画像は現行モデルRef.126719BLRO
GMTマスターⅡの赤×青ベゼルのニックネームは『ペプシ』
赤と青のカラーリングがペプシに似ていることからこの愛称がつきました。
ロレックスGMTマスターⅡに限らず、他メーカーのものでもこのカラーリングはペプシと呼ばれるようです。
ご存じの方も多いニックネームだと思います。
■コーク
GMTマスターⅡの赤×黒ベゼルは『コーク』と呼ばれます。
コークベゼルは現行モデルにはなく、生産終了したRef.16760と16710のみになります。16710の製造が終了して以降、GMTマスターⅡにはコークベゼルはありません。
そのため中古市場で人気の高いモデルです。
海外発祥のニックネームのため、コーラではなくコークです。
■ルートビア
出典:ロレックス公式サイト 画像は現行モデルRef.126715CHNR
GMTマスターⅡの茶色×黒色ベゼルは『ルートビア』
以前はベゼルが茶×金で茶色の文字盤でした。
ルートビアはアメリカ生まれの炭酸飲料で、サロンパスに似た独特の味わいです。私は飲むサロンパスだと思っています。
ルートビアの色に似ていることからこのニックネームがつきました。
キャラクターにちなんだニックネーム
■バットマン
出典:ロレックス公式サイト 画像は現行モデルRef.126710BLNR
GMTマスターⅡの青×黒ベゼルは『バッドマン』
青と黒のカラーリングがバットマンの服の色と似ていることからこの名前がつきました。
あれ、バットマンって黒一色じゃなかったっけ?と思いきや、実はアニメーション版のカラーリングは青と黒。
アニメーション版バッドマンがあだ名の由来なのです。
出典:https://www.cartoonnetwork.jp/cn_programs/view/00311
実際にアニメーション版の画像を見てみると、思ったよりも青いですね。
■ハルク/カーミット
日本では『グリーンサブ』『緑サブ』と呼ばれている緑のサブマリーナは、現在3代目まで出ています。
それぞれニックネームがついており、1代目と3代目(現行モデル)である緑ベゼル黒文字盤のカラーリングは『カーミット』、2代目であるベゼル・文字盤共に緑のカラーリングは『ハルク』と呼ばれています。
■カーミット
出典:ロレックス公式サイト 画像は現行モデルRef.126610LV
こちらが1代目と3代目である、緑ベゼル黒文字盤のカラーリング。アメリカ生まれのカエルのキャラクターにちなんで「カーミット」と呼ばれています。
アメリカではみんながイメージする緑のキャラクターが多いということでしょうか。日本だと……私はけろけろけろっぴしか浮かびませんでした。
2020年にハルクが生産終了し、このカーミットカラーが現行モデルとして販売されています。
■ハルク
二代目(Ref.116610LV)のグリーンサブマリーナは『ハルク』と呼ばれています。
由来はアメコミの人気キャラクター「インクレディブル・ハルク」から。
ベゼルも文字盤も緑なので、初めて見た時の印象は「わっ、緑!」全身緑のハルクはイメージぴったりですね。
■スマーフ
2008年に誕生した青サブマリーナのホワイトゴールド無垢モデルRef.116619LBは、通称『スマーフ』。
鮮やかな青のベゼルと文字盤、白く輝くホワイトゴールド無垢のケースとブレスレットが、青い体と白い帽子の妖精スマーフに例えられました。
スマーフのアニメは原作国ベルギーの他にアメリカでも放送され、海外では知名度の高いキャラクターのようです。日本でもNHKでアニメが放送されていましたね。
レア度の高いニックネームつき時計
■サンダーバード
サンダーバードは、ロレックスのドレスモデル「デイトジャスト」とスポーツモデル「サブマリーナ」を合体させたような不思議なデザインをしています。デイトジャストに両方向回転ベゼルがついているのです。
正式なモデル名は『オイスターパーペチュアル デイトジャスト』
1956年にアメリカ空軍のアクロバットチーム「サンダーバーズ」の隊長ドン・フェリス大佐の引退記念として「デイトジャストに回転ベゼルを搭載したモデル」を特注したことから生まれ、それに因んで『サンダーバード』と呼ばれるようになりました。
それまでにも1953年の「ターノグラフ」という回転ベゼル搭載モデルがありましたが、こちらはサブマリーナの原型といえるスポーツライクなものでした。
初代サンダーバードの異色な点は、ドレッシーなデイトジャストに回転ベゼルを搭載したところにあります。
その魅力的な個性によって、2004年の新生ターノグラフ登場まで、およそ50年に及ぶロングセラーとなりました。
生産終了から10年以上経過し、状態の良い商品が減少しているためレア度が高く、コレクター好みの時計といえます。
■ファットレディ
名前だけ聞くと謎なニックネーム「ファットレディ」、正体は1980年代に発売されたGMTマスターⅡの初期モデル“Ref.16760”です。
通常のGMTマスターⅡよりケースに厚みがあることからこの愛称がつきました。
ケースの厚みと共に、現行のGMTマスターⅡにはない赤黒ベゼル(コーク)のカラーリングも特徴です。
生産期間は1983年頃~1988年とわずか5年。製造数も少なかったため市場に出回ることはほとんどないレア中のレアとして時計ファンに知られています。
ちなみに肉厚なケースをグラマラスな体と捉えてか「ソフィア・ローレン」というニックネームもあるそうですよ。
個人的にはこちらのニックネームのほうがファットよりポジティブで好きです。
■パンダ
出典:ロレックス公式サイト 写真は現行モデルRef.116500LN
ロレックスの中でも断トツの人気を誇るデイトナ。白文字盤に黒のインダイヤルを配置したモデルは「パンダ」と呼ばれています。
市場でも白文字盤は特に人気ですので、ただでさえ手に入りにくいデイトナの中でもレアリティの高い時計となります。
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