至高の時計を祝う祭典!「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ2024」

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はじめに

2024年11月、ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)が開催されました。
このイベントは、時計作りの伝統、革新、そして芸術性を讃える場として時計ファンや業界関係者にとって重要な意味を持った祭典で、時計界における最高の名誉とされるイベントとして世界中から注目を集めました。

時計界のアカデミー賞ともいえるこの祭典では、最高位の「金の針賞」をはじめ、「メンズウォッチ賞」「レディースウォッチ賞」「アイコニックウォッチ賞」「チャレンジウォッチ賞」など20項目の受賞作品が発表されました。

グランプリ「エギーユ・ドール(金の針賞)」:IWC「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」

https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/portugieser/iw505701-portugieser-eternal-calendar.html

GPHGで最も名誉ある「金の針賞」を受賞したのは、IWCの「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」。
時を超えた優雅さと複雑機構が融合したタイムピースは、美しいデザインと機械式ムーブメントの精巧さが評価され、時計界の未来を象徴する作品として称賛されました。

ケースサイズ44.4㎜、洗練されたデザインと卓越した機能を融合したこの時計は、独自開発の自動巻きムーブメントに、ムーンフェイズ、年、月、日付を表示する永久カレンダー機能を搭載し、調整不要で2100年まで正確に動作し、閏年までも自動的に調整します。
また、クリーンなダイアルは視認性とエレガンスを兼ね備えクラシックでありながら現代的なスタイルで、IWCの職人技が光る美しい仕上げやシースルーバックから覗くムーブメントの動きも大きな魅力です。
まさに、実用性と芸術性が共存するこの時計は特別な日だけでなく、ビジネスシーンでのパートナーとして最適です。

ポルトギーゼ・エターナル・カレンダーについてはコチラでもご紹介しています。↓

ブランド紹介, 時計豆知識 Watches & Wonders Geneva 2024(ウォッチ&ワンダーズ2024)Part②気になる新作時計5選 - 高級時計修理 | 株式会社近江屋
オーバーホールとは?時計豆知識、各ブランドなどについて詳しく解説しています。

メンズウォッチ賞:VOUTILAINEN(ヴティライネン)KV20i Reversed

https://voutilainen.jp

ケースサイズ39㎜、ヴティライネンの「KV20i Reversed」は、時計ファンを魅了する芸術性と卓越した技術が詰まった一本。
このモデルは、通常ダイアル側に隠れているムーブメントを大胆に表現し時計の内部構造を美しく見せる「リバースドデザイン」が特徴です。

スイスの熟練職人が手仕上げしたムーブメントは細部まで丁寧に磨き上げられ、手作業の装飾が施された歯車やブリッジが視覚的な美を追求しています。
技術的挑戦と芸術性が調和した時計は、時計の本質的な美しさを再発見させる特別な作品で7年連続のメンズウォッチ賞となりました。

レディースウォッチ賞:Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)Lady Jour Nuit

https://www.vancleefarpels.com/jp/ja/collections/watches/poetic-complications.html

レディ・ジュール・ニュイウォッチは、上品でエレガンスな魅力的なタイムピース。
フランス語で「昼と夜」を意味する名前が示すように24時間で1回転する複雑な機構は、昼間は太陽のイエローゴールドがダイアルを照らし、夜にはダイヤモンドを纏った月が静かに見守りながら女性の手元を美しく彩ります。
また、星空を象徴する深い碧が宇宙の美しさを映し出し、特別な瞬間をより輝かせます。

ケースサイズ33㎜、ロジウムコーティングを施した18K ホワイトゴールドにラウンドカットダイヤモンドが施されたベゼル、ブルーアベンチュリンガラスのダイアル、シャイニーアリゲーター、スクエアスケールという洗練された素材で作られたストラップは、クラシックな美しさとモダンな感性が見事に融合し快適な着け心地となっています。

このほか、ヴァン クリーフ&アーペルは「レディースコンプリケーションウォッチ賞」と「アーティスティッククラフトウォッチ賞」も受賞しています。

アイコニックウォッチ賞:Piaget(ピアジェ)Piaget Polo 79

https://x.gd/zAHW0

「GPHG 2024」でアイコニックウォッチ賞を受賞したピアジェの「Polo 79」。
1979年に発表されたオリジナルモデルを現代的に再解釈したラグジュアリースポーツウォッチです。
象徴的なゴドロン装飾が施された18Kイエローゴールドが放つ輝きと、38㎜のケースとブレスレットがシームレスに一体化したデザインが特徴で薄型ムーブメントも搭載されています。

快適な装着感を実現しつつ、ピアジェのジュエラーとしての精巧な技術と時計製造の精緻さが融合。
クラシックとモダンが調和したこのタイムピースは、特別な瞬間を彩り時計ファンを魅了し続けます。

チャレンジウォッチ賞:Otsuka Lotec(大塚ローテック)No.6

https://otsuka-lotec.com

チャレンジ部門では約50万円以下の時計が対象となります。
今回は日本の時計ブランド、2012年創業「大塚ローテック」のNo.6が見事な受賞を果たしました。

精密な作りとクラシックなデザインが魅力のNo.6の最大の特徴である扇形に配置されたアナログメーターは、一度目にすると忘れられない程印象的です。
ケースサイズ:42.6㎜、ステンレススチール素材、50m防水、シンプルながらも洗練された外観が長く愛される理由。

ムーブメントの正確性や耐久性でも高い評価を受けており、見た目だけでなくて手に取った時の心地よさも感じられるシンプルで飽きのこないデザインが魅力のモデルです。

まとめ

GPHGは単なるアワードにとどまらず、時計文化そのものを祝う祭典です。
2024年の受賞作はそれぞれが時計界の伝統と革新の融合を象徴するもので、その魅力を知ることで時計に対する理解や愛着が深まるイベントとなりました。

今回ご紹介した賞以外にもまだまだありますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
お気に入りの時計がみつかるかもしれません。


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