革新的に進化を続ける華麗でスタイリッシュなカルティエ
カルティエは『ティファニー』『ブルガリ』『バンクリーフ＆アーペル』『ハリーウィンストン』と並び、世界五大ジュエラーといわれる世界中で愛されているブランドです。
世界五大ジュエラーというと高級なジュエリーというイメージですが、カルティエは先進的な思想で、時計製造を語る上で欠かせないメーカーという顔も持っています。
歴史
1847年ルイ＝フランソワ・カルティエが創業したフランスのジュエラーで、優れた技術を持ち創業後ほどなくして王侯貴族に愛される程の一流ジュエラーへと成長しました。
そのカルティエが初の腕時計を発表したのは1888年、ブレスレットにダイヤモンドを施した女性用のブレスレットウォッチでした。
懐中時計が主流だった当時、ブレスレットウォッチは女性にとっては美しいジュエリーのひとつで、腕時計とはまた違うスタイルで愛されていました。
1898年ルイ＝フランソワ・カルティエの孫で、3代目のルイ・カルティエが経営に加わります。
1899年パリ2区ラ・ペ通り13番地に現在も本店を構えるカルティエ。
}「世界で最も華やかな場所」といわれるその場所で3代目のルイ・カルティは世界的なジュエラーとしてその名を響かせ、15か国もの王室御用達の特許状を受けるまでに成長しその時代を築きました。
本格的な時計製造
ルイ・カルティエは経営に加わると独自のデザインに取り組み、1900年高度な技術でジュエリーの台座にプラチナを起用するという発想でジュエラーのパイオニアとなります。
また、その高度な技術を用いて時計製作にも注力していきました。
1904年、カルティエの友人でブラジルの飛行家アルベルト・サントス＝デュモンの「飛行中両手が塞がるため懐中時計を見るのが難しい。手を離さず時間を確認できたら。」という願いで腕時計を製作します。
その時計は、これまでの女性向けブレスレットウォッチとはまるで違う、飾り気のないシンプルな男性用の時計で、カルティエが友情の証として贈った世界にたった一つの時計であり、この時計が世界初の男性用腕時計だったと言われています。
その後、懐中時計がメインだった世界で、ジュエラーであるカルティエが世界に先駆けて本格的な腕時計を製造していきます。
第二次大戦後、カルティエは腕時計の製作により力を入れていきます。
クロノグラフなどの複雑機構搭載の時計から、美しい装飾を施した女性用ブレスレットウォッチまで、そのバリエーションは多様化を極めていきました。
最近では、かつての機械式時計を復活させるなど新しい試みと伝統を守り続けています。
カルティエ代表作の時計
サントス＝デュモン
1911年、世界最高峰と称された時計師のエドモンド・ジャガー氏にムーブメントを依頼し、パーツ製造・組み立てをジュエラーであるカルティエが手掛けるというタッグで発表された時計は、ケースとラグが一体化した仕上がりで、シンプルながらも上品で、スポーツウォッチとしてもドレスウォッチとしても使用できる多彩な時計となりました。
また、この時計は先に話したサントス＝デュモンのために作られた時計と同じモデルと言われ、名前は「サントス＝デュモン」と名付けられ、世界初の量産型男性用腕時計と言われています。
2018年発表の「サントス・ドゥ・カルティエＷ2ＳＡ0016」は18ｋイエローゴールド製ベゼル・ケース幅35.1ミリ・厚さ8.83ミリ・防水・ワンタッチで交換可能なブレスレットで価格はおよそ109万円となっています。
タンク
1919年に時計界において伝統とされているタンクを発表。この時計は、第一次世界大戦を終わりへ導いた、平和の象徴である戦車（タンク）がモチーフとなっていて、ケースとラグが一体化したタフな仕上がりでベゼルを持たない時計となっています。
また、発表から今日まで基本的な形は変えず、今も多くの人に愛され続けている歴史的な名作です。
2021年発表の「タンク・マスト」は6モデルで、その他にレッド・ブルー・グリーンをあしらったカラフルなモデルがあり、カルティエ初となるソーラームーブメントが搭載されています。
男性にも女性にも楽しめる時計で価格はおよそ29万円～46万円となっています。
パシャ
1930年代に発表されたパシャ。
パシャとは高官という意味を持つ言葉で、モロッコの「パシャ・エル・ジャヴィ公」に防水性のある時計が欲しいと依頼され、「タンク」をベースに防水機能を開発した時計です。
当初はスクエアケースを採用していましたが、1943年に現在のモデルの原型となったランドケースになり今も多くの人に愛されています。
2021年発表の「パシャ・ドゥ・カルティエ」はフェミニンな30ミリとマニッシュな41ミリのクロノグラフ搭載モデルがあり、ワンタッチで交換可能なブレスレットになっています。
上品でラグジュアリーな男性にも女性にも楽しめる時計で、価格はパシャドゥカルティエWPA0017がおよそ270万円。パシャドゥカルティエWSPA0018がおよそ110万円。パシャドゥカルティエWSPA0021がおよそ59万円となっています。
時計修理の近江屋では高級時計、アンティーク時計、ヴィンテージ時計の他、掛け時計など腕時計を中心に幅広く時計修理を承っております。
高級時計の王道である「ロレックス」や「ロレックスのアンティーク時計」も数多く修理してきた実績も抱えております。
その他、カルティエ、オメガ、タグホイヤー、エルメス、IWC、ヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガールクルト、ダンヒル、パネライ、ピアジェ、ボーム＆メルシェ、ロジェ・デュブイ、ウブロ、ゼニス、グラスヒュッテ、ジャケ・ドロー、ティソ、ハミルトン、ブランパン、ブレゲ、ラドー、ロンジン、ショパール、ハリーウィンストンなど、長年培ってきた技術で、どんな古い時計でも、どんなブランドでも修理を承ります。
部品がない、部品が生産されていないなど、アンティークやヴィンテージなどの古い時計の修理もお任せ下さい。
名古屋市昭和区にある時計修理サロンの他、百貨店事業部として百貨店様の時計修理コーナーでも高級ブランドの時計修理も承っております。
名古屋で信頼できる時計修理のお店をお探しの方は、ぜひ近江屋までお気軽にご相談ください。
