落ち着いた雰囲気で卓逸された大人な印象のスイス製高級時計
シンプルで時代に左右されない個性的なデザインの時計は、スイスブランドの中でも実用性を重視し、スイスの優秀な職人の伝統的で丁寧な作業と最新の技術で製造されています。高品質で上品な時計はまさに洗練された大人の高級時計です。
今年2022年には代表モデルであるパイロット・ウォッチ・クロノグラフのトップガンに新作が2つ加わり、あらたな魅力を見せつけました。
また5月にはメルセデスF1チームの公式ウォッチ「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ41『メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム』」(Ref.IW388108)を、初開催となったF1 マイアミ・グランプリに合わせて発表。チタン製のパイロット・ウォッチ・クロノグラフ41をベースに、チームを象徴するカラー「ペトロナスブルー」を使用した印象的な機械式腕時計で、オンラインショップのみの販売となります。
今回はそんなIWCの歴史と魅力的なラインナップを見ていきましょう。
歴史
1868年アメリカ人時計師とエンジニアの顔を持つ、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ（F.Aジョーンズ）がスイスのシャフハウゼンにIWC（インターナショナル・ウォッチ・カンパニー）を創立しました。ライン川の水力発電を利用し、最高品質の懐中時計ムーブメントを製造していきます
また、その革新的な技術で1885年パルウェーバー（デジタル表記）搭載の懐中時計、男性・女性用の腕時計を製造していきました。
その後、時代を経てエルンスト・ヤコブ・ホムバーガーに引き継がれます。1930年ポルトガルの貿易商人に正確な時計が欲しいと依頼され懐中時計のムーブメントを用いて腕時計を製造し「ポルトギーゼ」が誕生しました。
1936年英国空軍用に製造された初代のパイロットウォッチである「スペシャル・パイロット・ウォッチ」が誕生します。この2つのコレクションはIWCを語る上で無くてはならない存在となっています。
戦後、アルバート・ペラトンがIWCの技術責任者になると、高精度ムーブメント・キャリバー89・ペラトン自動巻き機構など様々な開発が進みました。
1967年ダイバーズウォッチ「アクアタイマー」が誕生し、1969年スイス製クォーツ・ムーブメント搭載の「ダ・ヴィンチ」が誕生しました。
その他にも「インジュニア」や「ポートフィノ」など人気の高いモデルがあります。
リシュモングループの傘下になって以降も、今日まで細密な技術と個性的なデザインを追い続けIWCコレクションを強固なものにしています。
事業継承
IWCは1868年F.Aジョーンズが創立して以来、ラウシェンバッハ家、エルンスト・ヤコブ・ホムバーガー、ハンス・エルンスト・ホムバーガー、VDOアドルフ・シンドニング株式会社・リシュモングループ加入と、その時代で事業を継承しながら様々な思想と技術で、より良い時計を開発・製造をしていきました。
IWCの時計 新作
メルセデスF1チームの公式ウォッチ「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ41『メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム』」
メルセデスF１チームの公式チームウォッチとして、パイロット・ウォッチ・クロノグラフ41をベースとした腕時計「メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム」が新発表されました。
2013年のパートナーシップ以来初の公式チームウォッチで、メルセデスF1チーム全員が着用する時計となります。
2022年の新作、あらたな 「トップガン」コレクション2作。
パイロット・ウォッチ・クロノグラフの中でも高性能な素材が採用される「トップガン」コレクションに、新しく２つのモデルが加わりました。
まず1つ目が「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ41 トップガン・セラタニウム」です。
このコレクション初の完全セラタニウム製のクロノグラフとなります。
セラタニウムはチタニウムのように軽く丈夫、かつセラミックのような対擦過性を兼ね備えた新素材です。
独特な製造工程により印象的なマットブラックカラーに仕上がっています。
サファイアガラスの裏蓋からは自社製クロノグラフ・ムーブメント、キャリバー69385を鑑賞でき、メカニカルな味わいも楽しめますね。
ブラックのラバーストラップが組み合わされ、素材の違いが引き立ちます。
2つ目は「ビッグ・パイロット・ウォッチ43トップガン」
こちらはジルコニア・セラミック製で、トップガン・ビッグ・パイロット初の43mmサイズのケースが登場しました。
カラーはやはりブラックで「IWCジェット・ブラック」と名付けられました。
端正かつ硬質な佇まいが魅力的です。
代表モデル
ポルトギーゼクロノグラフ（IW371605）
正確な時計を製造するため懐中時計のムーブメントを採用した腕時計でサイズが大きかったと言われているポルトギーゼ。しかし、それがポルトギーゼの持ち味となりました。
「ポルトギーゼクロノグラフ」はIWCの中でも特に人気の高いモデルでケース幅41ミリ厚さ13.1ミリ、ブルーの針とレイルウェイ目盛りが文字盤に映えシンプルなのにエレガントな雰囲気を纏っている時計で、価格はおよそ82万～91万円です。
パイロットウォッチオートマチック36（IW324010）
英国空軍用に製造されたパイロットウォッチ。その耐磁性や精度、見やすさ、上品なデザインとハイスペックで高い評価を受けている時計です。「パイロットウォッチオートマチック36」はパイロットウォッチのクラシックコレクションのモデルで、ケース幅３６ミリとパイロットシリーズでは少し小さいモデルですが、ブラックの文字盤が上品な時計で、ステンレススチール素材、自動巻きCal35111ムーブメント、6気圧防水、パワーリザーブ約42時間のミニタリーウォッチです。細身の男性や女性にも楽しめる時計で価格はおよそ50万～65万円となっています。
ポートフィノクロノグラフ（IW391028）
1984年に誕生したポートフィノ。名前の由来はイタリアの高級リゾート地ポルトフィーノと言われています。クラシカルなデザインはシンプルながらも高級感溢れ気品があります。「ポルトフィーノクロノグラフ」はその伝統的な美しさを保ちながら洗練された時計に仕上げられています。シルバーを基調とした文字盤が上品で、ケース幅42ミリ、自動巻き、デイデイト表示、クロノグラフ、パワーリザーブ44時間の時計で価格はおよそ62万～76万円となっています。
マークシリーズ（マークXVIIIプティ・プランス）
IWCで人気を集めているパイロットウォッチコレクションの中でクラシカルなイメージを持つマークシリーズ。耐磁性・耐震性など高精度な時計として進化しながらも、そのフォルムを大きく変えることはなく、たくさんのファンを魅了しています。「マークXVIIIプティ・プランス」はパイロットウォッチ特別モデルで、小説家サン＝テグジュペリ（アントワーヌ・マリー・ジャン＝ロジェ・ド・サン＝テグジュペリ）の代表作「星の王子様」をモチーフにしています。ケース幅40ミリ、濃いブルーの文字盤がお洒落で裏蓋には星の王子様が刻印された魅力的な時計です。実用性においても自動巻きムーブメントCal35111搭載・パワーリザーブ42時間・6気圧防水で大変優れた時計となっています。価格はおよそ50万から66万円となっています。
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