ユリス・ナルダンの限定ウォッチと環境保護
SDGsが盛んに喧伝され、SDGsに取り組む企業も増えてしばらく経ちますね。
一つの製品を長く使い続ける腕時計は、そもそもとてもエコな製品と言えます。
時計メーカーでもSDGsの考え方を取り入れ、サステナブルな素材を使って時計を作っているメーカーがあります。
今回は、海を愛しサメを愛する「ユリス・ナルダン」環境保護を応援する「オリス」の、限定ウォッチと環境保護への取り組みをピックアップします。
ユリス・ナルダン+海洋保護＝サメウォッチ！？
創業当時から航海用の高精度時計「マリンクロノメーター」の製造で業績を伸ばしたユリス・ナルダンは、その歴史から海をとても大事にしています。
海への愛はマリンクロノメーターのスピリットを受け継ぐ「マリーン」や、海でも陸でもスタイリッシュなダイバーズウォッチ「ダイバー」など、ラインナップからも伝わってきます。
そんなユリス・ナルダンが熱心に取り組んでいるのが海洋保護、とりわけてもサメの保護です。
そもそもブランドの象徴としてサメをプッシュしており、公式サイトにもサメ画像がたくさんあります。海上を滑空するサメの群れ、スイスの雪景色を漂うサメ、独特なセンスは時計メーカーの公式サイトの中でも異彩を放っています。
海洋保護への取り組みとしては、時計のストラップに海洋プラスチックを再利用した素材を使用したり、サメをテーマにした限定モデルを開発し、すべての「シャークウォッチ」の年間売り上げの1％をサメの保護団体に寄付するなどがあります。
また、ユリス・ナルダンならではの取り組みとして、サメの移動をトラッキングして彼らの行動を研究している団体「OCEARCH（オーサーチ）」と提携。
その直後に捕獲されたメスのホオジロザメ「アンドロマケ」ちゃんを公式アンバサダーに採用！
ユリス・ナルダン公式サイトに載っているOCEARCHのリンクにとぶと、今アンドロマケちゃんがどこを泳いでいるかマップ上で追跡できます。
オリス 公式サイトからも伺える環境保護への情熱
オリスは1904年創業の老舗スイスブランドで、完全自社製のムーブメントを作れるメーカーでありながら主な価格帯は10万円台～。高品質かつリーズナブルな価格を実現している時計メーカーです。
お財布の中の寂しい私でも頑張ればいけるんじゃないかと思うとワクワクします。
「アクイス」をはじめとした様々なダイバーズウォッチを製作しており、1965年には1000mもの防水性能を実現していた歴史もあります。
そんなオリスが熱心に取り組んでいるのがSDGsにおける環境保全への取り組み。
2010年から環境保護活動をスタートさせ、定期的に環境保護支援モデルの腕時計を発表しています。
公式サイトを開くとまず目に入るのがSDGsの取り組みをまとめたサステナビリティレポート、次に支援している環境保護活動の紹介というところからも環境保護への情熱が伺えますね。
具体的には環境保護団体の活動の支援、廃棄されていた鹿の革を有効活用して靴や小物を作るブランドとのコラボ、クジラ・イルカ保護協会とのパートナーシップなどを実施しています。
動物ピックアップ！環境保護に燃える時計紹介
ユリス・ナルダン
「ダイバー クロノグラフ グレートホワイト」
出典：https://www.ulysse-nardin.com/jp_jp/diver-chronograph-great-white
2022年の新作として、ホオジロザメをフューチャーした「ダイバー クロノグラフ グレートホワイト」が発売されました。
世界的に有名な専門家、ダイバー、大学、非営利団体など、「サメ」の友人やパートナーとの新しいコミュニティを記念し…要するにサメ仲間ですね、サメ友を記念して登場した限定モデルです。
サンドブラストとサテン仕上げのチタンケース、ホワイトの逆回転防止ベゼル、グレーの文字盤にブルーとホワイトのアクセントが爽やかな印象ですね。
ホワイトラバーストラップにはサメのシルエットがあり、さりげないながらも主張を感じます。
ムーブメントにはユリス・ナルダン自慢のシリシウム製パーツを備えています。
サメの名を冠した限定モデルは他にもあり、過去にはハンマーヘッドシャーク（シュモクザメ）、ヨシキリザメ、レモンシャーク（ニシレモンザメ）をモチーフにしたシャークウォッチを発表しています。
オリス
「ニューヨークハーバー リミテッドエディション」
出典：https://www.oris.ch/jp/watch/new-york-harbor-limited-edition/01-733-7766-4187-set
オリスは汚染されたニューヨークハーバーで失われたカキの生態系を再生させる非営利活動ビリオン・オイスター・プロジェクトを支援しています。
このプロジェクトのために、ダイバーズウォッチのアクイスをベースにした「ニューヨークハーバーリミテッドエディション」を2000本限定で発売。
モスグリーンのラバーストラップとマザーオブパールの文字盤が印象的な一本で、裏蓋にはカキの刻印があります。
スティールのストラップと工具もセットなので、ファッションに合わせてストラップを変えることもできます。
ケース径は41.5m、自動巻きで36時間のパワーリザーブ、価格は363,000円(税込)です。
「ホエール シャーク リミテッドエディション」
出典：https://www.oris.ch/jp/watch/whale-shark-limited-edition/01-798-7754-4175-set
こちらはアクイスGMTをベースに、国際自然保護連合がジンベエザメを絶滅危惧種に指定した年と同じ2016本限定で作られました。
ホエールなのかシャークなのか混乱する名前ですが、ジンベエザメは英名がホエールシャークなのでこの名前になっています。
サメ肌な質感の文字盤がかっこいいフルスティールの時計で、裏蓋のジンベエザメの刻印は愛嬌があってかわいいですね。
オリスのアンバサダーで、ジンベエザメの写真を撮り続けている写真家ヘラルド・デル・ヴィラール氏の世界の水資源の保全活動に協力するための限定モデルです。
GMT機能付きで300m防水のタフな設計。ケース径は43.5m、自動巻きで42時間のパワーリザーブ、価格は352,000円(税込)です。
です。
時計修理の近江屋では高級時計、アンティーク時計、ヴィンテージ時計の他、掛け時計など腕時計を中心に幅広く時計修理を承っております。
高級時計の王道である「ロレックス」や「ロレックスのアンティーク時計」も数多く修理してきた実績も抱えております。
その他、カルティエ、オメガ、タグホイヤー、エルメス、IWC、ヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガールクルト、ダンヒル、パネライ、ピアジェ、ボーム＆メルシェ、ロジェ・デュブイ、ウブロ、ゼニス、グラスヒュッテ、ジャケ・ドロー、ティソ、ハミルトン、ブランパン、ブレゲ、ラドー、ロンジン、ショパール、ハリーウィンストンなど、長年培ってきた技術で、どんな古い時計でも、どんなブランドでも修理を承ります。
部品がない、部品が生産されていないなど、アンティークやヴィンテージなどの古い時計の修理もお任せ下さい。
名古屋市昭和区にある時計修理サロンの他、百貨店事業部として百貨店様の時計修理コーナーでも高級ブランドの時計修理も承っております。
名古屋で信頼できる時計修理のお店をお探しの方は、ぜひ近江屋までお気軽にご相談ください。
