ロレックスのシュプリームコラボって本当?これまでのコラボ歴を調べてみた!

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ウワサのシュプリーム×ロレックスによるコラボ腕時計って?

ストリートブランド「シュプリーム」とのコラボ腕時計が2022年秋冬コレクションに登場……?
という噂がちょっと前にSNSで話題になりましたね。

リークされた情報によると、2022年秋冬に公式コラボが予定されており、新しいデザインの腕時計とその他のコラボピースが含まれる模様。
これ以上の詳細は不明で何とも言えないのですが、果たして噂は現実になるのでしょうか?
何か参考になればと思い、ロレックスのコラボ歴を調べてみました。

ティファニーとのコラボ

もともと資産価値の高さに定評のあるロレックスですが、ほんのわずかの違いでさらに資産価値が上がった時計がティファニーダブルネームのロレックスです。

ロレックスの販売戦略のひとつとして1950~90年代初頭までティファニー社と契約を結び、ティファニーの名前入りのロレックスが主に北米のティファニーのブティックで販売されていました。
ロレックスが世間一般に認知される前は、信頼あるショップや宝飾店とのダブルネームで時計を販売し認知度を上げていたのです。


90年代後半にこのダブルネームモデルが評価されるようになり、世界中で偽物が横行。真贋判定が特に難しいと言われています。
本物であればしっかりした時計店か、フィリップスなどの世界的なオークションで販売されるレベルのものなので、ヤフオクなどで出品されているものは偽物の可能性があります。


2019年3月に放送されたなんでも鑑定団では、コロッケさんがティファニーダブルネームのサブマリーナを鑑定依頼したところ、サブマリーナ自体は本物だがティファニーの文字は後から入れたものだった、という結果が出たそうです。

出典:https://antiwatchman.com/products/detail.php?product_id=2038

デイトジャスト、サブマリーナ、GMTマスター、エクスプローラーⅡなど各モデルのティファニーダブルネームが存在します。

いずれも希少ですがスポーツモデルの方が少ないようです。黒文字盤に白インクのダブルネームは全体生産数の2割以下と言われています。

希少性と流通数の少なさから通常のロレックス以上に人気で資産的価値が高いです。

出典:https://antiwatchman.com/products/detail.php?product_id=2038

ティファニーのロゴが文字盤に入る以外は、見た目も中身も通常モデルと変わりません。
ロゴの入り方も至って控えめで、よほど熱心に時計を凝視する人でなければ見逃してしまいそうなほどのさり気なさ。
もはやマニアの自己満足の世界ですが、それでも何年かけても探す価値のある「究極のコラボレーション」です。

ちなみにカルティエのブティックでもロレックスが販売されていたことがあり、カルティエのダブルネームも存在しますがこちらはティファニーよりもさらにレアです。
一部の上顧客のみ希望があれば文字盤に名前を入れたため、ティファニー以上に本数が少ないのです。

スヌーピーとのコラボ

出典:https://www.danshihack.com/2014/09/26/junp/snoopy-rolex-suoopy-datejust.html

こちらはロレックス社がスヌーピーとコラボしたものではなく、ロレックスをカスタムしたもののようです。

ロレックスをカスタムして購入することが出来る「Bamford Watch Department」と日本でも人気があるロンドンのファッションブランド「THE RODNIK BAND(ロドニクバンド)」がコラボして発表した「SNOOPY DATEJUST」

黒塗りの文字盤を背景にポップな赤縁サングラスをかけたスヌーピーが立ち、両腕が長針、短針になっているキュートなデザインです。
時計を収める箱もスヌーピーのおうちの形をしています。限定25個だったため、相当なレア品です。

ドミノピザとのコラボ

出典:https://www.rasin.co.jp/SHOP/U-14000MDP.html

えっ、ドミノピザ?でも本当にあるんです。
こちらは企業同士のコラボではなく、ドミノピザで決められた週間売上を4週間連続で達成した業績優秀者にロレックスを贈呈する「ロレックスチャレンジ」で贈られるもの。
ロレックスの価格高騰により達成ノルマもより困難になったそうで、当初は1週間で2万ドル売り上げたら達成だったものが、現在では2万5千ドルの売り上げを4週連続で継続しなければならないといいます。

出典:https://www.rasin.co.jp/SHOP/U-14000MDP.html

ロゴが文字盤に印字されたもの、裏蓋に刻印されたもの、ブレスレットにロゴプレートがついているものなど様々なバリエーションがありますが、近年のものは裏蓋の刻印とブレスレットのロゴプレートが特徴。

こうした記念モデルのロレックスはドミノピザ以外にも、コカ・コーラやウィン・ディキシーなど、さまざまな企業のものがあるようです。

シュプリームコラボの信憑性は?

こうしてロレックスのコラボ歴を調べてみると、ロレックスが大々的に企業同士のコラボをした例はほぼないといっていいようです。

ティファニーやカルティエのダブルネームは、ロレックスが今ほど認知されていなかった1950年代に始めたブランドの販売戦略ですし、スヌーピーはカスタムモデル。ドミノピザはそもそもドミノピザ社内の人に贈呈するもので販売されていたものではありません。

シュプリームとは2013年夏にロレックスのダイバーズウォッチ「サブマリーナー」のF&Fモデル(フレンズ&ファミリー、関係者の友人・家族に向けたスペシャルモデル)が唯一の公式コラボになります。

出典:https://hypebeast.com/jp/2021/11/supreme-rolex-submariner-fuck-em-spring-summer-2013-friends-family-watch-justin-reed-for-sale-100k-news

表面に赤字で「FUCK EM」背面に「Supreme」のボックスロゴがある以外は通常通りのデザインです。

シュプリームと大々的にコラボレーションしたら前代未聞の大ニュースになると思いますが、可能性は低そうですね……。


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